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不動産購入の基礎知識

モデルルームは実際と違う?

休日前になると新聞に折り込まれる「モデルルーム公開中」のチラシ公告。
「こんなマンションに住んでみたいな〜」と思わせる素敵な広告。
「頭金も要らないし、支払いは家賃並み」「低金利時代の今こそ」とキャッチコピーに乗せられて、近くに建てられたモデルルームに「どんなものか」と見学に行くと、やっぱり素敵なインテリアにもうメロメロです。

「有名フランス人デザイナーによる設計に、イタリア製の建具にドイツ○○社製のシステムキッチンとシャワー水栓、床暖房に浴室乾燥機。食器洗い乾燥機に生ごみ不要のディスポーザー。開放的なリビングは20畳。広々バルコニーにはガーデニングに重宝するスロップシンク付き。セキュリティー面も安心の24時間警備システム、ピッキング防止のダブルディンプルキーにテレビモニター付オートロック、監視カメラが△台付いて・・・・・」

ちょっと待ってください!


客 「このモデルルームはどのタイプでいくらなの?」

業 「こちらのタイプはJタイプで○○○○万円でございます」

客 「ええっ、ずいぶん高いですね。じゃあさっき話していたEタイプはどれですか?」

業 「モデルルームはこちらのタイプしかお作りしていないのですが・・でも、こちらの
   お部屋が1つなくなったくらいですね」

客 「えっ、この部屋ってさっき自慢の16畳の主寝室って言ってた部屋でしょ?
   あれ、このモデルルーム専有面積ずいぶん広いのに2LDKなの?

業 「ええ、こちらはセレクトタイプといいまして、もとは4LDKタイプになります」

客 「はぁ? 言ってる意味がよくわからないんですけど」

業 「ご希望の方はこのようなお部屋にも変更できますということです。でも、他の
   タイプも仕様はこれと大体一緒です」

客 「じゃあ、これなんかも付いてるの?」

業 「いえ、それはオプションで有料になります。」

客 「えっ、家具や照明なんかは付いてないのは分かるけど、じゃあこれは?」

業 「ええ、そちらもオプションでございます」

客 「へっ、じゃあこれは?」

業 「ええ、そちらも・・・」

客 「・・・じゃあこれも?」

業 「・・えぇ・・そちらも・・・です」

客 「それじゃあ私の買おうと思っている部屋はいったいどれなの?」

全然モデル(?)ルームになっていません。通常モデルルームと呼ばれているものはそのマンションの一番いい部屋をインテリアコーディネーターによって飾り立てた最高の仕様になっています。また、部屋を広く見せるために小さめの家具をおいたり、テレビ、食器棚などは置かないようにしています。
なかには平気で「実際の天井は3センチ〜5センチくらい低くなりますが、たいして差は感じませんよ」なんて事を平気で言う恐ろしい人もいました。

実際に出来上がって内覧会に行ってみると、「イメージと全然違った」と言う声をよく聞きます。だからと言って今更契約を解除するのも簡単ではありません。
実際の部屋をイメージする方法として、どこかで既に完成している棟内モデルルームを見てみるのもいいでしょう。棟内モデルルームはオプションなしでできている物件がほとんどなので、オプションなどで飾り立てられたモデルルームとのギャップを確認するのにはある程度の目安になると思います。

それよりも、ご自分の “感” だけを頼りに数千万円の買い物をしてみすか?

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