業者への問い合わせ
客「すみません。チラシの広告を見たんですけど。」
業「ありがとうございます。どのようなチラシですか?右下のほうに担当の名前が書いてありませんか?」
客「○○さんて書いてありますけど」
業「少々お待ち下さい。担当のものと替わります。」
業「お問い合わせありがとうございます~。○○と申します。その物件はなかなか出ない掘り出し物ですよ~。 今からご覧になりませんか~? お迎えにあがりますよ~」
客「い、いや~これからはちょっと~」
業「こちらは掘り出し物ですので早くしないとすぐに決まってしまいますよ~。
見るだけで結構ですから~。」
客「み、見るだけなら・・・」
業「では、すぐにお迎えに上がりますので、ご住所をお聞かせいただけますか~」
「お名前よろしいですか~」
「それから念のため(?)ご連絡先のお電話番号も~」
「ちなみに今まで他にもご覧になった事はありますか~」
「ご予算は大体どのくらいをお考えですか~」
「ご家族は何名様ですか~」
「ご主人様のご勤務先はどちらですか~」
「失礼ですけどご年収はおいくらですか~」
「自己資金はどのくらいお考えですか~」
「今のご自宅は賃貸でいらっしゃいますか~」
「家賃はどのくらいお支払いですか~」
「駐車場はおいくらですか~」
・・・もはや尋問のようです。
中には、答える事を拒否すると、「お答えいただけない方にはこの物件はご紹介できません。」なんて言う営業マンも。・・・営業マンさん、あなたが信用されていないのです。
こうして、営業マンは多大なお金と労力をかけてやっと獲得したお客様の情報をいち早く知り、どの物件を「ハメようか」と思考が光ファイバーなみの速さで頭の中をグルグルと駆け巡っているのです。
不動産を購入するのにこのような個人情報は開示する必要もでてくる事もありますが、一生で一番高い買い物をするのだから、まずはどのくらいこの営業マンが信用できるのかを見に行くつもりで充分だと思います。
どうしても答えなければならない時には、せめて連絡先を携帯電話にして、着信番号を確認したり、留守番電話にすれば、あの夜討ち朝駆けの電話攻撃から逃れられる可能性は大きいです。